MOLICEの音楽は、面倒くさい音楽である。

何事も効率の良い事が最高とされているご時世だが、
僕は、たった何小節かのギターを弾くために、
何時間も何日も、音を探し続けるような、
恐ろしく非効率な事をやってきた。

そんな風に、効率や便利さや手軽さの対極の中で
手に入れた音楽は、
いつまでも僕を揺らし続ける。

全自動で作られる音楽、消毒された音楽、
その退屈さを思う。
鼓動のない音楽は、ただの音。
歌っている人、弾いている人が見えない音楽も
今の時代、今の世の中には必要なのかもしれない。
だが、それは歌ではない。音だ。ただの波形だ。

どこまでも深く、非効率で、
自分たちがにじみ出るような、
面倒くさい音楽を創りたい。

2013.12.2
武田ユズル


molice2013

  [ L >>> R ]  Yuzuru (G),  Takashi (Dr),  Rinko (Vo,G)